アルガンの木は『生命の木』

150～200年もの寿命を持つアルガンの木の根は、水分を求めて非常に深く根をはるため、土壌侵食を防ぎ、サハラ砂漠の拡大を抑えることに貢献しています。
アルガンオイルはアトラス山脈に住むベルベル人たちにとって、強い風や照りつける日差しなど、高地の過酷な環境条件から自らを守るために必要不可欠なものです。ベルベル人はアルガンの木を『生命の木』と呼んでいます。

アルガンの果実100kgから、約1リットルしか得られない貴重なアルガンオイル。

アルガンオイルの生産、加工、その抽出技術は、伝統的な手法に基づいて、先祖代々何世紀もの間受け継がれてきました。
収穫期を迎えたアルガンの果実は、数週間にわたり天日干しされ、粉砕することで資重なオイルを豊富に含んだ種子が取り出されます。
アルガンナッツはヘーゼルナッツの16倍もの固さを持つため、この作業は非常に困難なもので、熟練した者でも1日平均約1．0－1．5kgの種子しか取り出すことができません。
100kgの果実を収穫した場合、日干し乾燥によってその重さは60kg、そのうちナッツは30kgとなり、ナッツから得られる種子はわずか3kgのみです。その3kgの種子からは、コールドプレス製法により約1リットルの油しか得られません。
このように気を遠くなるような作業工程から生み出され「モロッコの宝石」と言われているのがアルガンオイルなのです。

地球上のただ1か所モロッコ南西部の苛酷な美しい自然の中でしか育たないアルガンツリー。この実の種子から抽出される希少なアルガンオイルは、黄金の命のオイルと賞されます。

美容オイルとして広く愛されている理由は老化の３大原因となる「乾燥」「紫外線」「肌酸化」を防ぐ成分が、他の美容オイルに比べ、含有量がダントツに多いためです。